2011年12月15日木曜日

びわこぐまペーパークラフト制作日記②

【三日目】

今日はボディ側面部分を試作。

オリジナルの設計では2ピース構造となっていますが、

そのまま段ボールで作るには、

ちょっと無理がありそうです。

ここは切り離してしまいましょう。


びわこぐまバラバラ事件発生中…
















糊代をあちこち追加して、

段目(紙目の段ボール版)も方向を考えて、

強度が出るようにしましてと……

ふむ、ボディ側面はこんなものでしょうか?


びわこぐまの三枚おろし
















おお、琵琶湖に見えますねって、

もしボディ左側面を作っていたら、

琵琶湖に見えないということに、

いまさら気が付きました。

危ないなぁ、もう (-ε-)=3=3=3

2011年12月14日水曜日

びわこぐまペーパークラフト制作日記①

「ふーむ、普通に作っても面白くないしなぁ」

びわこぐまペーパークラフトを入手した社長はそう思った。

「大体ほら、熱狂的なびわこぐまフリークさん達がもう作ってるし」

例えば『びわこぐまペーパークラフト狂騒曲』で公開されている様に

標準仕様のびわこぐまさんは続々と量産されつつあるのだ。

「うーむ、彼らに対抗するには…あ、そうだ!サイコビワコグマや!」

ガンダムを多少知ってる人ならご存知かと思いますが

『サイコガンダム』っていう巨大なガンダムがいましてね


※このサイトで比較画像が見れます。

http://tadashi4112.at.webry.info/200708/article_21.html


びわこぐまにも、サイコ仕様があってもいいじゃないか

という意味不明な結論に達しました。

材質も段ボールに変更し、『大人の手段(笑)』も投入して

さあ『サイコビワコグマ』を製作するぞ!



【一日目】

とりあえず2倍に拡大した図面を作成。

各部を段ボール仕様に変更してみる。



【二日目】

いきなり作り始めると悲惨なことになりそうなので

腕を試作してみる。

















できた。

一部修正は必要だが、一発目でいいおさまり具合。

元々の設計がかなり正確だとこれでわかる。

むむむ、やるな、びわこぐま。やるな、フエンテ!



続いて試作してみる。

















ふむふむ、特に問題はなさそう。

今の懸念材料は、上半身の巨大化&重量増。

脚の構造は研究せねばなるまい。


とりあえず今日の作業で

糊代の改修が必要だと分かったので、

その作業を進めたいと思います。

2011年12月3日土曜日

ブログの使い勝手を調査してみる【随時更新】

先々月位からアメブロを使い始めましたが、とにかく不満が一杯。
少しでも不満を解消するべく、アッチコッチいじくり倒し
カスタマイズを続ける間にふと思ったんですね。

「他のブログはどうなってるんだろう?」

と。

そう言えば、登録だけして塩漬けになっているアカウントが
あっちこっちにいっぱいあるなぁ (;´▽`A``
ということで、その負の遺産を活用して、
早速実証実験に入ってみたいと思います。


まず『Blogger』と『はてなダイアリー』対象から外しました。
この2つは他のブログとコンセプトが違う
そういう印象があるからです。
ぶっちゃけた話、個人的にこの2つには特に不満がない
それが理由です (・・。)ゞ テヘ


一応、デザインも統一して、塩漬けになってるアカウントから
色々と検証していきますかねぇ。
ま、いつも通りグタグタな感じで開始しましたので
随時手を加えていきますです。


では、始め!

【アメブロ】
特徴 会員数は多い。芸能人も多い。
長所
短所
結論


【FC2】
特徴 HTML・CSS共にかなりいじくりまわせる。
長所
短所
結論


【livedoor】
特徴 用意されているテンプレートの品が良い。
長所
短所
結論

2011年10月14日金曜日

ホットピクセル

昨日、RAW データをチェックしていると……

「なんじゃいな、この赤い点は?」



赤い点が見えます














いわゆる液晶で言うところの“ドット落ち”みたいな現象を見つけました。
またサービスセンターに持ち込まにゃならんのかいな、と思いましたが、
ネットで調べてみると“ホットピクセル”という現象のようです。
何人もの方々がブログでその直し方を伝授されていました。



---------------自分でピクセルマッピング(キヤノン限定)---------------
  1. カメラにレンズを付け、レンズキャップを取り付けます。
  2. Manual Senser Cleaning モードを選択します。
  3. ミラーが上がる音がします。
  4. 30秒間そのままにして待ちます。
  5. 最後に電源を切ります。

念のためピクセルマッピングを行う前に、
新たに写真を撮影してみましたが、
やはり同じ位置に赤い点が写り込んでいます。


やはり写ってます


それでは早速実行しましょう。


綺麗に消えました


赤い点は綺麗に消え去りました。
レンズ・ISO・シャッタースピードなど変更しても問題なし。
やはりホットピクセルだったみたいですね。
恐らくもう大丈夫でしょう、ひと安心です。





◆補足説明【1】 ピクセルマッピングは自己責任で!

説明書を読んでみると、

「Manual Senser Cleaning モード は、レンズを外して実行して下さい」

という趣旨の文言が掲載されています。
Manual Senser Cleaning モードというのは、
CMOS を清掃する時に使用する機能なので、
レンズを外すのは当たり前なんですが……

わざわざこういう記述があって、
でもピクセルマッピングに触れていないということは、
メーカーが修理・調整するときに使う、
隠しモードみたいなものなんだと思います。

ここからは私の想像になりますが、
ピクセルマッピングを行うということは、
その方法から推測すると、

写りが今までと変わることもあり得るでしょう。

また、レンズキャップをはめないでピクセルマッピングしたりとか、
何らかの原因でピクセルマッピング中に光が入ったりすると、
エライことになってしまうのは想像に難くありません。
(私は念のため、部屋を真っ暗にして実行しました)
そういう事態を防ぐ意味で、わざわざマニュアルには、
「レンズを外して」
と、記載されているんでしょうね。

ということで、ピクセルマッピングは自己責任で実施しましょう。





◆補足説明【2】センサーは宇宙線で壊れる?

画像センサーを使用するデジカメについて、
なかなか怖い記事を発見しました。


「センサーの常識として、宇宙線でセンサーの画素が破壊されるという事実があります」
http://www.digi-came.com/jp/modules/interview5/index.php?id=18


太陽に向けて何度も撮影するのはよろしく無いという噂もありますね。
フィルムカメラだとフィルム一枚ダメになるだけで済みますが、
デジカメは永久にダメになったまま……おお怖。

画素が数個程度ダメになった時に有効なのが、
ピクセルマッピングなのだな、メモメモっと……


※ペンタックスはピクセルマッピングをデフォルトの機能として搭載している模様。

※ニコン・オリンパスも、ピクセルマッピングは搭載されていると思います、調べてないけど。



◆補足説明【3】天体写真

天体写真を中心に撮影している人は、
ピクセルマッピングを行わないで、
ちゃんとメーカーに持ち込むほうが良い、
という説があるそうです。



◆補足説明【4】ソフトウェアの問題

RAWデータは現像ソフトによって生成される画像が違いますが、
今回のホットピクセルのような異常についても対応が違うようです。

例えば Adobe Photoshop はホットピクセルを発見すると、
デフォルト設定のままだと自動で修正してしまうようです。
ということで、ユーザーの目に映ることはありません(※1)
今回発見が遅れた原因はこれでした。

メーカーの用意してくれるソフトウェアは、
ほぼ素のままデータを見せてくれるようなので(※2)
たまにはそっちでデータを開くというのも、
カメラの機能確認という意味では必要なのかな。


※1
実はよく見ていると、一瞬だけ画面上で表示されます。

※2
とは言え、Canon Digital Photo Professional から Photoshop に直接転送すると、
目立たないように修正されちゃいますけどね。

白っぽく変換

2011年8月25日木曜日

リキスツールを考察してみる


1965年に渡辺力氏がデザイン・設計された、
『リキスツール』を自作・考察してみました。
結論から言うと

「段ボールの切り口が表に出てこない造形は素晴らしい」

ということに尽きると思います。

個人的に段ボールをインテリアの素材として使用する場合、
以下問題点が挙げられると私は考えています。

1)長期間の使用に対する耐久性
2)水(水分)に対する耐久性
3)構造上の切り口の処理

1)については、フランク・O・ゲーリー氏が回答を出している通り、
複合素材化して解消するのがベストではないでしょうか?
2)が難しいところで、方法は幾通りもあるのですが、
残念なことに段ボールの持つリサイクル性であるとか、
環境に優しいというイメージを損ねる方法が大半で、
なかなか解決は難しいかな?という印象があります。
3)については、このリキスツールが、
一つの解答を出してくれた、そんな印象を持っています。

何故そんなに切り口を気にするかというと、
段ボール業界の方はご存知かと思いますが、
段ボールの切り口で皮膚を切ると、
かなりエグい切れ方をしてくれます。
木材・鉄・プラスチック等ならば、
エッジを丸めるという方法で解決を図れますが、
段ボールではその方法がとれません。

ということで、
インテリアで段ボールを使用するならば、
切り口は可能な限り表に出すべきではない、
というのが私の持論です。

題材に取り上げたリキスツールは、
それを完璧に近い形で具体化しています。
巧みな設計で切り口を全て内包し、
大変興味深い構造となっています。
そのため、若干組立て難い部分も見受けられますが、
何度も解体・組立てを繰り返すものではないので、
特に問題はないでしょう。

確かに耐久性はフランク・O・ゲーリー氏の手による
『Wiggle Side Chair』より劣るかもしれませんが、
構造としてみた場合、
こちらの方がより興味深いものがあります。


なお「4つのスツールで象の体重を支えられる」
というキャッチコピーですが、
これは検証が非常に難しい問題です。

それには理由があります。
段ボールは通常3~5枚の原紙を貼合して製造します。
が、同じ原紙を使用して段ボールを製造したとしても、
貼合するメーカーが違えば、
段ボールの強度は大きく違ってくるのです。

また現在と1965年当時では、
古紙品質の影響等で紙質も大きく違うため、
正確な強度の検証は非常に難しいのです。

※注:段ボール業界でない人にも分かりやすい様、
かなりハショッて説明しています。

なお、本家リキスツールは再販を重ねる間に、
耐荷重の表記は落ちる方向で変化しています。
これは日本の段原紙の紙質低下傾向と一致しており、
スツールの耐荷重が落ちるのは当然と言えます。

ユーザーに対して常に正確な商品情報を提示したい、
そんな渡辺力氏の姿勢が垣間見えるように思えました。

2011年5月8日日曜日

テンセグリティはどうなった!?


しばらく放置していたんですが、今日はがっつり組み立てました。

組み立ての参考にしたのは、アメリカのある雑誌を邦訳した本なんですけど、数値が恐ろしくアバウトで大変苦労しました。
この本を読んで何か作ろうっていう人は、こんな些細な事にケチをつけないんでしょうけど、他の雑誌だったらクレーム対策で大変だろうなと(笑)

結局最後は関数電卓なんか持ち出して、ナイロンコードの長さを計算したんですけど、もう少し長めに見積もるべきだった・・・ちょっと、というか大きく失敗です。
またナイロンコードは気温や湿度で微妙に伸び方が変わってしまうのか、日を変えて組み立て作業を行うと、テンションの調整が非常に厄介になりますね。
とりあえず、これはこれで一度完成させるとして、次回に向けての対策を考えたいと思います。

しかし、こいつは見れば見るほど面白いですね。
形を保ちつつ、しかし柳の様に揺れているのをみるのは楽しいですな。
動く建築なんかに応用している人もいるみたいだし、 これでどんなものを作れるのか、また何に応用できるか、もう少し考えてみますかねぇ。

2011年5月5日木曜日

テオ・ヤンセン


前から狙っていた、大人の科学マガジンを入手しました。
オランダのキネティックアーティスト、THEO JANSEN/テオ・ヤンセン氏の人工動物の小型版ですな。

http://www.strandbeest.com/index.php

風でこれだけ動かすには緻密な計算と、高い工作精度が必要なんでしょう。
しかし実物大の人工動物達は、いつ見ても凄いですね。
うにょうにょした節足動物っぽくて、なかなか気持ち悪いですなぁ。
しかし人間が頑張れば、こんな作品が作れるんですね。



今、福島第一原発問題で揺れ動いていますが、実際問題自然ネルギーにほとんどの電力を切り替える、っていうのは難しいと実感できるキットです。
私自身は原発にはかなり以前から反対でしたが、とはいえヒステリックに原発反対を訴える人々やマスコミには、かなり疑問と違和感をを感じます。
どのようなエネルギー源に切り替えるのか、原発を廃止したとして後の処理をどうするのか(10年以上のスパンで管理が必要)、彼らにその青写真があるとはとても思えません。
産業も便利な生活もすべて捨て去るというなら、まあそれでいいんでしょうが・・・。
実際、国内の原発は全て停止したけれど、隣国の原子力発電でつくった電気を購入している国もあるということは、原発を停止すればそれで良いという問題ではないわけです。
発電と送電を分離する問題も含めて、誰かに丸投げにするのではなく、日本国民全員で冷静に、そして本気で考えなければならない問題だと思うんですが、連日の報道ときたら・・・。

2011年5月3日火曜日

活版印刷

今日は東急ハンズで活版印刷を体験。
一応印刷屋さんなので一通り印刷については学んでいますが、活字を実際に組んだり、本物の活版印刷機を動かしたのは初体験です。
微妙な凹み具合とか、同じ文字でも活字の磨り減り具合でひとつひとつ表情が違うところとか、なかなか魅力的な印刷方法だと思います。

ただ、現代では使いどころが限られる方法でしょうね。
味がある良い印刷方法だとは思いますが、量産品に置いてはその『味』が、様々な形で足を引っ張るために使われてしまいますから(苦笑)。
しかしそれも量産品では仕方がないこと。
購入者も含めて多くの人が関わる商品において、全員に似たような価値観を持って製品に接してもらうってのは、ほぼ不可能なことなので。

ですから、デザイナー・企画担当者の目が届くような規模の数量で、一点一点印刷物の表情が違うことにも理解を示し、愛情をもって接してくれるユーザー(ファン)がいる、そんな場面でなければ使うことは難しいと思います。
ということは、雑貨を作っている人であるとか、個人経営で印刷物が必要な人なんかには向いてるかもしれませんね。
神戸だと、駆け出しの洋菓子店なんかで用途を見つけられそうです。

個人的には名刺には絶対使ってみたいし、活版印刷+ホットスタンプ+貼箱なんて仕様でパッケージを作ってみたいとは思うんですがねぇ。
絶対に良い方法なのに、状況に合わなくなって埋もれてしまっている技術って、他にも結構あるんだろうなと考えさせられた体験でした。

2011年4月19日火曜日

Wiggle Side Chair

1972年、建築家フランク・O・ゲーリーによりデザインされた段ボール家具シリーズ「イージー・エッジズ」から、「Wiggle Side Chair(ウィグルサイドチェア)」のミニチュアです。
「段ボールでできた椅子」と言われても、今やそれほど驚くべき発想ではありませんが・・・このウィグルサイドチェアは、強度確保のため見えない部分にスチールロッドやウッドを使用して補強しています。
この割り切りについて、賛否両論あるかとは思いますが、段ボールを使って長期の使用に耐える家具をつくるためには、良い方法だと思います。
高価な伝統的家具に対して、「誰の財布にも合う家具の提供」を目指し、作者が見つけた方法論が垣間見える気がするんですが、どうでしょうか?

さてこの製品、紙製の椅子としては非常に出来が良く、高い評価を受けることができました。
ところが評価が上がった結果として価格が高騰し、 「誰の財布にも合う家具の提供」からはかけ離れた価格になってしまったといいます。
作者であるランク・O・ゲーリーはそれが気に入らず、この商品を廃盤にしてしまったとも・・・。
確かに hhstyle.com で調べてみると、Wiggle Side Chair が ¥77,000- 、Low table set が ¥282,450- とちょっと手が出ない価格ですね。

ところで「段ボール(紙)で家具」というテーマは、デザイナーの感性を大いに刺激するのか、1960年代から現代まで様々な物が生み出されています。
しかし普段段ボールを扱っている私からみると、発想は豊かなんだけど、強度計算や長期の使用による劣化が考慮されておらず、キワモノ的な印象を受けるのも事実です。

とは言え、中には非常に良くできたものもあります。
例えば渡辺力氏の「リキスツール」は非常に優れた設計として、段ボール業界でも評価が高いです。
が、根本的なダンボールの弱点を解決しきれていない部分(特に座面)も見え隠れしています。
これを解消するならば、(コストを考えると)木材やプラスチックを使用せざるを得ないかな、と私は考えます。
思うに、渡辺力氏はこの部分について、使用するユーザーの判断(工夫)に任せたのでは、なんて深読みしてみましたが果たして?

さて、この椅子を普通に長期間使用(ファン目線で大事に使用するのではなく、あくまでも普通に使用)した後、どれほど強度が残っているのか大変興味があったので、強度を計算してみました。
ちなみに条件は『日本の環境で一年間使用した後の強度』です。
すると一年後でも、平均的な日本人の体重を支える強度が残っていることが分かり、『作者の巧みな計算の上でのデザイン』を垣間見ることができました。
荷物保管用ダンボールについての強度計算を活用するしかなく、各変数の設定も主観が入っているため、賛否はあると思いますが・・・。

さて、冒頭のミニチュアですが、よく見るとトンでもないミスを犯しています。
分かりにくい写真を使用したんですが、分かっちゃいますかねぇ?

実はあともう一種類ミニチュア用に図面を起こしたんですが、部材の切り出しが大変な上、接着中にズレてしまうなど数々の問題があるため、何か方法を考えなければ・・・というところで放置しています。

では。

2011年4月17日日曜日

テンセグリティ

テンセグリティ(Tensegrity)とは、緊張・張力を意味する「tensional」と、完全な状態を意味する「integrity」を組み合わせた造語です。
引っ張る力と圧縮する力によって均衡を保たれた構造をテンセグリティと呼びます。
この言葉はバックミンスター・フラーが考え出したものです。
が、その仕組はケネス・スネルソンが考案したものだと言われています。
下世話な話になりますが、世界中に両者それぞれのファンがいて、どちらが考案したものか大喧嘩が続いているそうです。

閑話休題。

先日の日記で書いていたことから考えると、180度反対のアナログな方向へ行ったな、と思われるかもしれません。
が、先日取り上げたArduinoは、プログラミングやサーキット設計のハードルを下げてくれる代わりに、「どうせ動くものは作れないんだから、見かけだけの模型でいいや」という逃げが不可能になってしまいます。
つまり今までより、精度の高い工作を要求されるのです(取り組む分野にもよりますが)。

ということで、昨日はテンセグリティ作りに取り組みました。
ネットで検索してみると、様々な画像が出てきますが、テンセグリティ風のものも多いですね。
そこでもっとも基本的な形状を探し出し、作成に取り組みました。
あまりにも基本的すぎて、魅力がもう一つ伝わりませんが・・・これを使って、悪巧みを進めたいと思います。
うっしっし。

2011年4月14日木曜日

Arduino UNO

Arduino とは、単純な入出力を備えた基板と Processing/Wiring 言語を実装した開発環境から構成されるシステムである。
ハードウェアの設計情報は、Creative Commons Attribution Share-Alike 2.5ライセンスで提供されているので、自分でパーツを集めて基板を製作することが可能である(いわゆるオープンソース・ハードウェア。組み立て済み基板を購入することもできる)。
また、開発環境のソースコードと基板上のライブラリは GPL v2 ライセンスで公開されており、フリーで使用することが可能だ。

今までにも同様のシステムは存在していたが、開発環境の準備でさえハードルが高く、また価格も非常に高価だった。
しかし Arduino は、MacOS・Windows・Linux等、色々なOSに対応していること、安価なこと、Adobe Flash等ホストコンピュータの上のソフトウェアでも制御できるなど様々な利点を持ち、現在もシェアを広げている。

Arduino プロジェクト公式サイト:http://www.arduino.cc/

プロダクト・デザイナーにとって、このシステムを使用するメリットは、実際に機能する試作品を作成すること(プロトタイピング)が可能になるという点である。
何か電子機器的なプロダクト・デザインを行うとき、機器の入出力のデザイン(ふるまいのデザイン)を行う必要がある。
しかしそれを一から十まで作成しようとすると、プログラミングやサーキットの設計など、高い壁を乗り越えなければならない。

例えば、スイッチ・電池・モーターを導線でつなぐ(サーキットの設計)を行うと、スイッチを押す(入力)→電気が流れる・モーターが回る(出力)という「ふるまい」をデザインできる。
このレベルであれば、小学生の知識でもできるだろう。

しかし、水温が100℃上がったのを探知する(入力)→袋を破って、乾麺をお湯に投入する(出力)という機械を作るとすると、相当な技術と工数が必要なのは理解してもらえるだろう(ピタゴラスイッチ的な方法で実現するならば別として)。

そのような壁を低くしてくれるのが、Arduino というシステムである。
一番面倒な部分が準備済みであり、また基本的な構成は多くの人々がネット上で公開している。
そのため、プログラムやサーキット設計がまったく初めてでも、公開されている情報を組み合わせることで、ある程度のプロトタイピングが可能なのだ。

ということで今年はコレの勉強を始めてます。
今はナイトライダーのセンサー(古いなぁ)を作っているところです。
ネットで検索すると、それ用のプログラムとかサーキットの設計図が多数公開されていますね。
勉強のため、色々いじくり倒しながら進めているので時間がかかってますが、慣れた人なら一日もかからず作れますね。
いやぁ、イイ時代になったものだ。

最終的には Arduino を使って、ロボットを作ってみたいですねぇ。