2013年12月20日金曜日

世界一長い英単語


そういえば、学生の頃は課題のヒントを求め、
図書館の物理・化学の本を読んでいたことがあった。
通っていたのが、いわるゆ「芸術系大学」だったので、
それらの本は新品同様だった気がする(笑)

そんなわけで今日も化学系の資料をひっくり返していたら、
「世界一長い英単語は化合物の名称」という項目が目についた。

世界一長い英単語として、BBCが紹介しているのがこれだ。

 Methionyl-glutaminyl-arginyl-tyrosyl-glutamyl-seryl-leucyl-phenyl-alanyl-alanyl-glutaminyl-leucyl-lysyl-glutamyl-arginyl-lysy-glutamyl-gycyl-alanyl-phenyl-alanyl-valyl-prolyl-phenyl-alanyl-valyl-threonyl-leucyl-glycyl-aspartyl-prolyl-glycyl-isoleucyl-glutamyl-glutaminyl-seryl-leucyl-lysyl-isoleucyl-aspartyl-threonyl-leucyl-isoleucyl-glutamyl-alanyl-glycyl-alanyl-aspartyl-alanyl-leucyl-glutamyl-leucyl-glycyl-isoleucyl-prolyl-phenyl-alanyl-seryl-aspartyl-prolyl-leucyl-alanyl-aspartyl-glycyl-prolyl-threonyl-isoleucyl-glutaminyl-asparaginyl-alanyl-threonyl-leucyl-arginyl-alanyl-phenyl-alanyl-alanyl-alanyl-glycyl-valyl-threonyl-prolyl-alanyl-glutaminyl-cysteinyl-phenyl-alanyl-glutamyl-methionyl-leucyl-alanyl-leucyl-isoleucyl-arginyl-glutaminyl-lysyl-histidyl-prolyl-threonyl-isoleucyl-prolyl-isoleucyl-glycyl-leucyl-leucyl-methionyl-tyrosyl-alanyl-asparaginyl-leucyl-valyl-phenyl-alanyl-asparaginyl-lysyl-glycyl-isoleucyl-aspartyl-glutamyl-phenyl-alanyl-tyrosyl-alanyl-glutaminyl-cysteinyl-glutamyl-lysyl-valyl-glycyl-valyl-aspartyl-sryl-valyl-leucyl-valyl-alanyl-aspartyl-valyl-prolyl-valyl-glutaminyl-glutamyl-seryl-alanyl-prolyl-phenyl-alanyl-arginyl-glutaminyl-alanyl-alanyl-leucyl-arginyl-histidyl-asparaginyl-valyl-alanyl-prolyl-isoleucyl-phenyl-alanyl-isoleucyl-cysteinyl-prolyl-prolyl-aspartyl-alanyl-aspartyl-aspartyl-aspartyl-leucyl-leucyl-arginyl-glutaminyl-isoleucyl-alanyl-seryl-tyrosyl-glycyl-arginyl-glycyl-tyrosyl-threonyl-tyrosyl-leucyl-leucyl-seryl-arginyl-alanyl-glycyl-valyl-threonyl-glycyl-alanyl-glutamyl-asparaginyl-arginyl-alanyl-alanyl-leucyl-leucyl-lysyl-glutamyl-tyrosyl-asparaginyl-alanyl-alanyl-prolyl-prolyl-leucyl-glutaminyl-glycyl-phenyl-alanyl-glycyl-isoleucyl-seryl-alanyl-prolyl-aspartyl-glutaminyl-valyl-lysyl-alanyl-alanyl-isoleucyl-aspartyl-alanyl-glycyl-alanyl-alanyl-glycyl-alanyl-isoleucyl-seryl-glycyl-seryl-alanyl-isoleucyl-valyl-lysyl-isoleucyl-isoleucyl-glutamyl-glutaminyl-histidyl-asparaginyl-isoleucyl-glutamyl-prolyl-glutamyl-lysyl-methionyl-leucyl-alanyl-alanyl-leucyl-lysyl-valyl-phenyl-alanyl-valyl-glutaminyl-prolyl-methionyl-lysyl-alanyl-alanyl-threonyl-arginyl-serine

多分、1913文字くらい(←適当)
今までに「数回だけ」印刷されたことがあるらしいです。
日本名は「トリプトファン・シンセターゼAたんぱく質」...みじかっ!
ちなみに日本語読みは、メチオニルグルタミニルアルギニルチロシルグルタミルセリルロイシルフェニルアラニルアラニルグルタミニルロイシル・・・
やってられるか!(笑)

でも「デオキシリボ核酸(DNA)」の正式な科学名は、
なんと20万7000文字もあるらしく、
こちらが世界一長いという人もいます。
ちなみに、今までその全てが印刷されたことは無いそうです。
新書一冊分が大体8万字~12万字、
単行本は15万字といわれていますから、
DNAの正式名称だけで単行本がつくれるわけですね(笑)

2013年9月26日木曜日

フリーで活動するということ

アート・デザイン系の学校に進んでいる人の中には、「フリーで活動する」ということに過大な幻想を抱いている人もいるでしょう。今回は六代桂文枝が、師匠だった五代桂文枝にかけられたという言葉から、フリーで活動するとは?ということを少しでも考えてもらえたら、と思います。

------ 以下、THE PAGE 2013/5/26配信分より引用 ------



入門直後、師匠のかばん持ちをさせていただいた頃に教えていただいたことが、今でも深く深く心に残っています。しかも、年を経れば経るほど、ホンマに大きいことを教えてもらってたんやなと痛感しています。

ある日、師匠と一緒に街を歩いていると、大学の同級生に会ったんですわ。久しぶりやったうれしさもあって、「また、寄席(よせ)に出るようになったら、見に来てや!」なんて、話を師匠そっちのけにするくらいにしてしもたんです。

その後、内弟子をしていた師匠のお宅に戻って、晩ごはんをいただいている時、師匠から「きょう、話してたんは誰や?」と尋ねられたんです。「しもた!!話に夢中になって、師匠をほったらかしにしてしまったから、怒られる…」と思ったら、「そんなことやない」と。

「お前、きょう、気安い口調でしゃべっとったやろ。たとえ、同級生でも、その人はこれからのお前にとったらお客さんや。友達でも、気楽にため口でしゃべるようなことをしたらアカン。芸人は常にへりくだって、笑ってもらう仕事や。その自覚がない限り、いつまで経っても噺家(はなしか)にはなれん」と言われました。

芸人とはどういう仕事なのか、自分が入った世界はどういう世界なのか。昔からの友達であっても、もう普通にはしゃべられへん世界に自分は入ってしまったんや。好きで進んだ道。女手一つで大学まで行かせてくれた母親を悲しませてまで入った道。せやけど、やっていけるんやろうか。ホンマにこれでよかったんやろうか。いろいろな思いがめぐって、その晩はとにかく涙が出ました。

------ 以上、THE PAGE 2013/5/26配信分より引用 ------

『芸人』とは立場が少し違うかもしれませんが、フリーで活動するならば、「友人といえども、明日はお客様になる可能性がある」、ということに変わりないかもしれませんね。日本でそういった職業の人は「自由人〜♪」みたいなイメージを持たれている気がします。が、一本立ちしてそれで食べている人に、あまり無茶苦茶な人は居ないように感じます。少なくとも、私の周りはそうですね。

流石にへりくだる必要までは無いかもしれません。が、手に職をつけて一本立ちするということは、自分の周囲の人達 ー たとえそれが友人であっても ー 付き合い方をかえる覚悟で挑まなければ、成功はおぼつかないのかもしれません。以上、ご参考までに......

2013年9月5日木曜日

出会いとは奇異なもの

Tour de Japon 改め「つよぽんライド 2013」に触発され、今回は『びわこぐま』と『上野米穀店』の出会いについて、書いてみたいと思う。こうやって振り返ってみると、少しでもタイミングがズレたり、あるいは人と会う順番が違っていれば、びわこぐまと出会う事はなかった、ということがよく分かる。この出会いが上野米穀店にとって、幸運だったのか不運だったのか、それはこれからの歴史が証明してくれるのだ。

・・・・・・

・・・・・・

*・ω・`)ナンチャッテ


【第一章】初手

きっかけは2009年3月まで遡る。ここで登場するのが、『S』という友人(九州男児)である。びわこぐまとの出会いについて、大本をたどってみると、彼にぶち当たる。彼が「モーターサイクルショーに行かへんかぁ?」と誘ってきたことが全ての始まりなのだ。その『S』であるが、彼はいま、びわこぐまの存在に大変イライラしているという。あぁ・・・、あの日、モーターサイクルショーに誘わなければ、びわこぐまが君の周りをウロチョロすることはなかったのに・・・

これがS氏

キャンギャルからパンフをもらってニヤける上野米穀店


【第二章】胎動

さて、そのモーターサイクルショーであるが、私は当時使用していた『Canon EOS 10D』というカメラを携えて遊びに行った。もちろんキャンギャルを撮影するためではなく、バイクを撮影するためである。いや、もちろん、お姉さんも何枚か撮ったけど。そのとき「撮影していてもなんか楽しくないなぁ」と、心の片隅で感じていたのだろう。その夜、被写体を求めて一人、神戸の街をうろついた。そのとき出会ったのが、ストリートライブをやっていた『U-full』というデュオである。何気なく撮影して、後日写真をプレゼントすると、非常に喜んでもらえた。全くの赤の他人に、写真をプレゼントして喜んでもらうという経験、それはこの時が初めてだった。この原体験が原動力となって、以降、ストリートでライブをしているミュージシャンを被写体とするようになったのだ。

U-full(残念ながら活動休止中)

【第三章】迷走

さて、ストリートミュージシャンを撮影し始めて、半年くらい経った頃だろうか?私が、そういう撮影をしていることを知っている知人女性が、「カッコいい人見かけたねん♪」と、写メを見せながら話し掛けてきたのだ。

女)「たつおさんって言うらしいですよ☆一緒に歌ってた女の人も綺麗で歌が上手かった!」
私)「ほほぅ、でなんていう名前なん?」
女)「・・・・・ずびばぜん、わかりまぜん」
私)「・・・・・・・・・」

なんてオッチョコチョイなんでしょう。仕方ないので、ネットで『たつお』を検索してみるも、全くヒットせず。気になりながらも放置するしかなかったのです。ああ『たつお』、どこにいるんだ『たつお』・・・しかし、後日分かったのですが、実はこの『たつお』が大間違いだったのです。


【第四章】発覚

U-full の撮影から一年ほど経ったある日のこと。ライブ撮影の腕を磨くため、ネットで様々なテクニックを検索していたとき、見つけたのが『匠のデジタル工房』という、大阪でライブの撮影をされているカメラマンのブログだった。そこを読み漁っているとき、ある記事に目が止まった。以前聞いたことのある、しかし思っていたのと少しだけ違う文字の配列。それが『たつを』だった。内容を読むと、大阪・ストリートでライブ・美人シンガーと歌っている、まさに条件にピッタリ。そう、彼の名は『たつお』ではなくて、『たつを』だったのだ。『お』と『を』、この間違いに気が付かなければ、びわこぐまと出会うことはなかったのだ!

たつを(出展:大阪エヴェッサ Official web site

【第五章】魅惑

さて、そのたつを氏と組んでライブをしていたのが『石原志織』さん。確かに美人で歌がうまく、でも酒飲みでMCが少々長いという、堺臭がぷんぷんする、地元愛にあふれたシンガーソングライターであった。それはともかく、歌は上手かったのでライブに行ったり、ブログをのぞいたりしていた。そこでちょくちょく登場するのが『カヨコ』というミュージシャン。気にはなったのだけれど、どうにもヤンキー臭がするので、しばらくは遠目でみているだけだったのだが・・・

石原志織(出展:石原志織 Official web site

【第六章】急転

ある日、梅田近辺で開催されたブッキングライブ、石原志織さんと一緒に出演していたのが『カヨコ』さんだった。(余談にはなるが、このライブには、現『ティーナ・カリーナ』さんも出演していた)その日初めて聴いたカヨコさんの唄。それは力強く、しかし繊細で、心の琴線に触れるものがあった。というわけで、それからは彼女のライブにも顔を出すようになった。そういう風には見えないけれど、ガンダム大好きな彼女、他のミュージシャンとも親交が深く、様々なミュージシャンをブログや、主催イベントである『唄魂』で紹介していた。『アキドリ』『大野賢治』を筆頭に、非常に粒ぞろいだった。「彼女と共演するミュージシャンはチェックしとくかなぁ」そう思い始めた矢先・・・

カヨコ(出展:カヨコ Official web site

【第七章】切札

今度は、心斎橋近辺で開催されたブッキングライブを訪れた私。出演者は、前出のガンダム姉さんこと『カヨコ』、石原志織さんの酒飲み友達である『初田悦子』さん、滋賀から通勤しているという『佐合井マリ子』さんの三人だった。この少々変換し難い『佐合井』姓をもつマリ子さん、非常に歌がうまく、しかも同じ滋賀県出身ということもあって、Twitter をフォローさせて頂いたのだ。これがキッカケとなり、まさかあんなことになるとは・・・

佐合井マリ子(出展:佐合井マリ子 Official web site


【第八章】攻防

『佐合井マリ子』さんが、ある日突然発したつぶやき。それが『びわこぐま発見(だったと思う)』。びわこぐまって何ですかね?ネットで検索していると出てきたのが、青い心臓みたいなヌイグルミだった・・・

「これ、絶対に作者は媚び売る気ゼロだな(苦笑)」

公式サイトを確認すると、びわこぐまは Twitter もやっているとか・・・どうやってその指でキーボード打つねん、そんなツッコミを入れつつ、話のネタにフォローしてみた。からんでみると、意外なことにきちんと返信をくれた。活動を見ているとなかなか面白そう。びわこぐま曰く、自主活動が大切ということだったので、勝手にびわこぐまグッズを発表したりするなど、 Twitter 上でダラダラと一年半ほどからみ続けた。そしてある日のこと・・・

びわこぐま(出展:びわこぐま公式サイト


【最終章】遭遇

2012年5月、遂にびわこぐまから「滋賀でゴニョゴニョ(自主規制)せぇへんかぁ!?」というアプローチが!丁度予定も無かったので、私は滋賀に向かった。目指すは比叡山ヒルクライムレース!そしてついに・・・びわこぐまご本尊に遭遇!第一印象は「思ってたよりゴツくてデカイっ!そしてメカニカル!」だった。しかし Maker にとっては、その構造が堪らないのだ・・・・・・こうしてまんまと罠に掛かった上野米穀店、どっぷりと『びわこぐまの暗黒面』に取り込まれたのでした。




S氏がモーターサイクルショーに誘わなければ・・・
U-full があの場所でライブをやっていなければ・・・
『お』と『を』の取り違いに気付かなければ・・・

びわこぐまとの出会いは、非常に微妙なバランスの元で達成されたのだ。しかし、まさかあのS氏の誘いがきっかけだったとは、今回ブログを書くまで気が付かなかった。彼にしてみれば、生涯悔やんでも悔やみきれない、最大のミステイクといえるだろう(笑)

この先、S氏とご本尊のビワイチ対決、これが実現できれば、この物語のクライマックスを迎える、と言って過言ではない・・・と思う。ということで、勝手にS氏を巻き込んでおいて、今日のブログは書き逃げしたいと思う。

では!

2013年9月3日火曜日

一眼レフカメラと眼鏡


まぁ、一眼レフカメラと眼鏡の相性は最悪。そもそも構造上、どう考えても良いわけがないのです。とはいえ、角膜が弱いからコンタクトが使えないなど、様々な事情で眼鏡を使用している人。あるいは「眼鏡はアイデンティティ、外せるものかっ!」そういう人もいるはずですよね。そんなメガネカメラマン(私もその一人ですが)は、だいたい次の様な現象に悩んでいるかと思います。

1、構えが安定しない(手ブレする)
2、ファインダーの隅が見えない
3、眼鏡のレンズ劣化が激しい

例えば1について、今までに眼鏡を外して裸眼で撮影した事が無い方は、一度眼鏡を外して撮影してみましょう。手ブレするかなぁ~?どうかなぁ~?くらいの暗めの室内を撮影するだけ十分です。同条件で、眼鏡をはめて撮影したものと、画像を比較してみてください。裸眼の方は明らかに手ブレが写真が少ないか、あるいは手ブレしていても、それほど酷くない、ということが実感できるはずです。私も自分で試してびっくりしましたから。やはりいくらしっかり構えても、眼鏡が人に固定されているわけではないので、シャッターボタンを押した瞬間、微妙にカメラが動いてしまう事があるのは、どうしようもないかな、と。

眼鏡を愛好しているプロカメラマンも、最終的には慣れの問題と言いつつ、やっぱり眼鏡は一眼レフにとって「百害あって一利無し」だと言います。普段は眼鏡でも撮影時は使い捨てコンタクト、あるいは裸眼+視度補正+接眼補助レンズの組み合わせで撮影している人もいるとか。

で、結論から言うと、「やっぱり慣れるしか仕方ない」、あるいは「コンタクトで撮りなさい」ということになりますが、それではあんまりだし、ブログをいちいち書いてる意味がありません(笑)


ここは一発、少しでも快適に撮影する方法について、眼鏡側の視点から考えてみましょう。と言っても、一人であ~だこ~だ悩んでいても仕方ありません。眼鏡屋さんに行って相談することにします。



その前に、一眼レフカメラ+眼鏡の問題をまとめると...

A) カメラを構えた際の安定性に欠ける(構図がズレる、手ブレ)

B) アイカップと目の間に空間ができ、撮影条件によっては光が入って見難い。

C) ファインダーの隅が見づらい。

D) 眼鏡が曇る、もしくは分泌物で汚れる。

E) アイカップとレンズが当たって、コーティング剥がれてくる。

F) 眼鏡がずれて、きちんとファインダーがのぞけない。

G) 最後に写真家・内村コースケさんの指摘ですが、「眼鏡の度は中央付近と周辺部では違う・・・レンズの中央をファインダーに当てないとしっかり見えません。これが構え方を限定して、窮屈になります。そのせいで、眼鏡で撮り始めてから絵が右下がりに傾く傾向が出ました。これは最後まで直りませんでした」

ふむふむ、結構ありますね。それではそれぞれ解決方法を聞いてみましょう。



A) と F)
・フィット感のよいスポーツ用眼鏡を使うという方法はどうか。
・フェイスパッドがついているものならば、よりズレにくいかも。
・ゴーグルタイプなら恐らくズレはないんじゃないでしょうか。

→ゴーグルタイプは流石にイカついか...

SLAM GOGGLE XL(出典:REC SPECS


→モーターサイクル用でフェイスパッドがついてるサングラスがあるので、これを流用して眼鏡を作るとカッコいいかもしれません。

ZEPHYR / SANDALWOOD(出典:7eye


→あと花粉対策メガネも良さそう。花粉を遮る部分が支えとなって、アイカップを押し付けた際に安定しやすそうですね。ちょっと痛そうだけど。

KF-13S-003(出典:JINS)



B)
・眼鏡と顔の隙間は、上記のフェイスパッドのようなもので何とかなる。
・アイカップからはみ出るレンズ部分からの光の侵入は、防ぎ様がないです....

→眼鏡を覆ってしまうような、大きなアイカップが必要?知ってる限りではこれが一番大きいが、果たして防げるものなのか?

ラバーアイピースFEE(出典:Discover Photo



C)
・これは眼鏡屋さんに聞くまでもない。
・なるべくアイカップを眼鏡に押し付けて撮る。
・あるいはアイカップを薄く加工する。


D)
・曇りやすいのは物理的に曇りにくい加工するか、曇り止めを使用。
・汚れは拭き取って下さい。分泌物を付着したままにしておくと、溶剤の役割を果たしてコーティングを侵します。

→この点については、お手入れをきちんとするしか方法がないのかな、という感じでした。


E)
・アイカップと眼鏡の間に噛んだホコリで傷がつくと、そこからコーテイングが剥がれだします。
・ガラスレンズは傷つきにくいので、一度使ってみては?

→傷つきにくいという理由以外にも、レンズとしての性能はガラスの方が良く、こだわりのあるカメラマンは、あえてガラスレンズを使用されている方もいらっしゃるとか。(目の性能がスゴク良い人は、プラスチックレンズを使うと、視界がモヤンとするそうです)


G)
・レンズの特性上、はっきり見えるのはレンズの中央のみ。
・ただあくまでも「レンズの中央」なので、眼鏡の中心からレンズの中央をずらすことで、「特定の領域をはっきり見る事ができる眼鏡」を作製する事は可能。

→つまり、はっきり見える位置を左に寄せて、上に寄せて、ということも対応可能なんだそうです。もちろん限度はあるそうですが。普段使い難くなることを理解の上で、カメラ用と割り切るのであれば、そういう手段もあるというお話でした。余談になりますが、アーチェリー用とか、レースをバリバリ走る人向けのバイク用眼鏡なんかは、かなり独特のセッティングらしいです。

つまり、こういうことです(出典:Zoff

こんな具合に、考えられる対応策を教わる事ができました。ただ「カメラ撮影専用眼鏡」というのはほとんど実績が無く、要望でガラスレンズを使用することくらいしか、今までに経験が無いそうです。ちなみにこの眼鏡屋さんは特殊眼鏡に特化した眼鏡屋さんで、近畿一円から眼鏡に困った人が訪れるお店なのです。それでも実績が無いという事は、やっぱり特殊な要望なのでしょうね。

眼鏡については、他にも色々とお話を聞くことができましたが、それはまた後日。

最後に「眼鏡はある意味消耗品で、どんなに大切に扱っても、プラスチックレンズは2~3年、ガラスレンズで5~10年が寿命というところなので、プラスチックレンズでカメラ専用眼鏡を使って使い倒す、というのも手かもしれません。アイカップと眼鏡が当たるという問題がある以上、いくらレンズが丈夫になったとはいえ、通常の使い方より傷みは早くなってしまいます」というお話でした。

うーん、やっぱり慣れるしか無いのかな(笑)

2013年6月5日水曜日

偉大なる "Maker" グレアム・オブリー




「いや、後輪でかすぎるだろう(笑)」

Macの画像フォルダを漁っていたら出てきたんですが、これはフランチェスコ・モゼールという選手が1988年に『アワーレコード』(簡単に言うと、自転車を使って、一時間で何km走れるか)の新記録を打ち立てた際に使用されたバイクでございます。

他にも、グレアム・オブリー選手が使ってたこんなんとか…(確か1990年後半)

洗濯機のガラクタ等からうみだされたって、当時は話題でしたね

クリス・ボードマン選手が使ってたこんなやつとか…(こっちも1990年後半)

三菱レイヨンが製造にからんでいたとか……

ちなみに、この2つは上が「タック・フォーム(ポジションだったかも?)」、下が「スーパーマン・ポジション」と呼ばれていました。どちらも「グレアム・オブリー」という自転車選手が試行錯誤の上、DIY精神でバイクを自作してまで生み出したポジションなのです。そう、1990年後半は、キワモノ的なハンドルを持った、これらのヘンテコリンなバイク(失礼)が脚光を浴びていた時代でした。実際に走行している映像がこれです。



ところがこれらのバイクはUCI(国際自転車競技連合)によって使用禁止となってしまいます。彼らの言い分を簡単かつ乱暴にまとめると、「機材の進歩で記録が伸びるのはダメ、機材に頼るな!」ということなんですが……私自身は、人間の体力や技術、そして機材の進歩が相まって、限界を超えるのが「自転車競技」の醍醐味だと思うのです。しかし、それを完全に断ち切ってしまうこのルール、実に不愉快ですねー。大体それを言い出したら「ロードのカーボンモノコックはどうなん?」「MTBのフルサスはどうなのよ?」「風洞を使ってポジションを研究するのは違法ではないのか?」などなど……不可解な事だらけです。

さて前出のモゼール氏、自身が打ちたてアワーレコードを、タック・フォームで挑戦したオブリー選手に破られた際、「機材の進化で記録が伸びるのはどうもねぇ?という発言をしていた」的な記事を、日本のある雑誌で読んだことがありまして。彼もUCI同様、機材の進化やオブリーの事を認めていないのかな?と疑問に思っていたんですが(いや、あんたもおかしな自転車に乗ってたやん、おいおい、みたいな)。しかし最近になって分かったんですが、どうも真実は違うらしいです。以下は「Cycling Time.com 」からの引用にですが…



----- 以下引用 -----

モゼールは、オブリーについて次のように書いている。

「我々、アワーレコードにあえて挑む男たち全員の中には少しの狂気がある。あれほどの苦痛に挑むには頭がおかしくないといけない。メルクスがメキシコシティで自転車を降りた後に言った言葉を覚えているだろうか? 彼は真の苦痛について語っていたのだ。つまり、グレアムは我々全員と同様に狂っている。たぶん我々よりちょっと狂っているだろう。ミスター・オブリーは独特だ。ペダルの芸術家なんだ」

これらの言葉は、スコットランド人自転車選手グレアム・オブリーがヨーロッパの自転車競技界で受け入れられているという最高の尊敬を示している。

----- 引用ここまで -----



「ペダルの芸術家」っていうのは、なかなかな表現ですね。しかし、UCIの役員と選手とでは、これほどまでの温度差があるのか、と。そりゃ常識的に考えたら、選手側の思いはそうなりますよね。もし私が「タック・フォーム」で走った所で、並の記録しか出ないだろうし。さすが偉大なチャンピオン、スポーツマンとして、きちんと認めるべき所は認めた、という所でしょうか?

ま、UCIの暴挙については、実際はもっと複雑極まりない事情があったようで、今でもそのルールが残っちゃっているのは、「昔のエライさんが決めちゃったもんだから、下っ端の僕らじゃ、変えらんないよー(・ω<) テヘペロ 」が真実なのかもしれません。だいたい今も新技術の導入は今も続いているし、それは黙認されているわけで。

で、いまさらなんで20年前の事を取り上げたかというと、それはこういう思いからです。

「1990年代は『プロダクト・デザインを具現化する』という行為について、少なくとも、メーカーに頼らなければならなかった時代だった。そんな時代に、権力者の嫌がらせにも負けず、“Maker”の精神を発揮して自分自身で自転車を作りあげ、偉大な記録を打ち立てたクレイジーな奴がいた。この事実を、常に自分の頭の片隅に置いて、これからもモノづくりに取り組むべきである、と。そうでないと『発達したデジタル機器を活用して小奇麗なものをつくる』という、安易な方向に流されそうな自分の姿がチラついて来たんですね」(2013年6月5日、上野米穀店・代表取締役の談話)


さて、当の本人であるグレアム・オブリー、凝りもせずこんなヘンテコリンな自転車・・・というよりヒューマンビーグルを開発中だと、2012年末に報道されておりました。

写真は「Cycling Time.com 」より引用

写真は「Cycling Time.com 」より引用


もちろん、これもオブリー選手の自作で、さらにカウルを取り付けて、人力での世界最高速度記録更新を目指しているそうですよ、ごっつ乗りにくそうですが(笑)様々なゴタゴタから20年、状況に負けないだけではなく、未だに情熱が衰えていないのはすごいですね。偉大な自転車選手であると同時に、凝りない(笑)Maker でもある“グレアム・オブリー” 全くもって、見習いたいものです。

2013年6月1日土曜日

段ボールについて思っていることをズラズラと

 最近、段ボール箱をみていると「およそ何kgfまで耐えられるか?」が分かる、そんな無駄な特技が身についてきました。先日も圧縮試験してたら、ほとんど予想と変わらない数字連発で、「俺って天才!」なんて勘違い(笑)まぁ、この業界で私程度のキャリアがあれば、大抵の人はできることだし、そもそも生活には何の役にも立たない特技だしねぇ。

 プロダクトデザイナーの喜多俊之氏が関わられている段ボール関係のプロジェクトで、こんな記述をみつけました。

ー「ただエコだから」というわけでは決してありません。ー

段ボール=エコ、この図式は業界内の人なら、頭の中にある図式。しかし、これに疑問をもつユーザーも増えてきました。また、様々な技術開発で「段ボール以外(特にプラスチック系)もエコ」という状況になりつつあります。にもかかわらず段ボール=エコ」の図式から逃れられないこの業界、果たして未来はあるのか!?(笑)

 個人的には段ボールのインテリアや雑貨については「何だかなぁ?」というイメージを持っていました。「他の素材と比較して、軽いのは大きなメリット。でも、大して安くもないし、強度もイマイチ。特に子供用に『汚れたり壊れたら簡単に捨てられるから』という理由で買い与えるなんで最悪だぜ!」と。

 そんな考えに少し変化が訪れたのは、「かえっこバザール in KOBE by チャイルド・ケモ・ハウス」というイベントに、段ボール製ベッドを提供させてもらった時でした。子供がベッドの上で、飛んだり跳ね回ったりしていたんですが、後でバラしてみると、全く壊れる気配なし。今にして思えば「そういう事態も想定して、壊れないように計算して設計」したから壊れなくて当然なんですが。使う場所さえ間違えなければ、段ボールも良い素材なんだな、うっすらそう思えるようになりました。


とは言え、私個人としては今でも、子供が常用する家具等に段ボールを使用するのは反対です。玩具として与えるならともかく、家具等は木製でも金属製でもいいんですが、しっかり長持ちするものを購入して、ものを大切にする心なんかを伝えてあげて欲しいんですよね。「どうせすぐ大きくなるんだから……」なんて思わずに。

 そんなこんなで段ボールについて、すこし見直してみることにしました。やっぱり色々作って、自分で使うのが一番かな。ということで、手始めに以前作ったペン立てを手直しして再作成。ちょっと遊べそうなところを見つけたんですが、材料が無いので今日はここまで。ちなみに写真で色が変わっている箇所は、貼りがずれてしまったところです(笑)


以上、取り留めのない文章で失礼しました。

|;´・ω・`|ゞ スンマセン