・・・・・・
・・・・・・
*・ω・`)ナンチャッテ
【第一章】初手
きっかけは2009年3月まで遡る。ここで登場するのが、『S』という友人(九州男児)である。びわこぐまとの出会いについて、大本をたどってみると、彼にぶち当たる。彼が「モーターサイクルショーに行かへんかぁ?」と誘ってきたことが全ての始まりなのだ。その『S』であるが、彼はいま、びわこぐまの存在に大変イライラしているという。あぁ・・・、あの日、モーターサイクルショーに誘わなければ、びわこぐまが君の周りをウロチョロすることはなかったのに・・・
![]() |
これがS氏 |
![]() |
キャンギャルからパンフをもらってニヤける上野米穀店 |
【第二章】胎動
さて、そのモーターサイクルショーであるが、私は当時使用していた『Canon EOS 10D』というカメラを携えて遊びに行った。もちろんキャンギャルを撮影するためではなく、バイクを撮影するためである。いや、もちろん、お姉さんも何枚か撮ったけど。そのとき「撮影していてもなんか楽しくないなぁ」と、心の片隅で感じていたのだろう。その夜、被写体を求めて一人、神戸の街をうろついた。そのとき出会ったのが、ストリートライブをやっていた『U-full』というデュオである。何気なく撮影して、後日写真をプレゼントすると、非常に喜んでもらえた。全くの赤の他人に、写真をプレゼントして喜んでもらうという経験、それはこの時が初めてだった。この原体験が原動力となって、以降、ストリートでライブをしているミュージシャンを被写体とするようになったのだ。
![]() |
U-full(残念ながら活動休止中) |
【第三章】迷走
さて、ストリートミュージシャンを撮影し始めて、半年くらい経った頃だろうか?私が、そういう撮影をしていることを知っている知人女性が、「カッコいい人見かけたねん♪」と、写メを見せながら話し掛けてきたのだ。
女)「たつおさんって言うらしいですよ☆一緒に歌ってた女の人も綺麗で歌が上手かった!」
私)「ほほぅ、でなんていう名前なん?」
女)「・・・・・ずびばぜん、わかりまぜん」
私)「・・・・・・・・・」
なんてオッチョコチョイなんでしょう。仕方ないので、ネットで『たつお』を検索してみるも、全くヒットせず。気になりながらも放置するしかなかったのです。ああ『たつお』、どこにいるんだ『たつお』・・・しかし、後日分かったのですが、実はこの『たつお』が大間違いだったのです。
【第四章】発覚
U-full の撮影から一年ほど経ったある日のこと。ライブ撮影の腕を磨くため、ネットで様々なテクニックを検索していたとき、見つけたのが『匠のデジタル工房』という、大阪でライブの撮影をされているカメラマンのブログだった。そこを読み漁っているとき、ある記事に目が止まった。以前聞いたことのある、しかし思っていたのと少しだけ違う文字の配列。それが『たつを』だった。内容を読むと、大阪・ストリートでライブ・美人シンガーと歌っている、まさに条件にピッタリ。そう、彼の名は『たつお』ではなくて、『たつを』だったのだ。『お』と『を』、この間違いに気が付かなければ、びわこぐまと出会うことはなかったのだ!
![]() |
たつを(出展:大阪エヴェッサ Official web site) |
【第五章】魅惑
さて、そのたつを氏と組んでライブをしていたのが『石原志織』さん。確かに美人で歌がうまく、でも酒飲みでMCが少々長いという、堺臭がぷんぷんする、地元愛にあふれたシンガーソングライターであった。それはともかく、歌は上手かったのでライブに行ったり、ブログをのぞいたりしていた。そこでちょくちょく登場するのが『カヨコ』というミュージシャン。気にはなったのだけれど、どうにもヤンキー臭がするので、しばらくは遠目でみているだけだったのだが・・・
![]() |
石原志織(出展:石原志織 Official web site) |
【第六章】急転
ある日、梅田近辺で開催されたブッキングライブ、石原志織さんと一緒に出演していたのが『カヨコ』さんだった。(余談にはなるが、このライブには、現『ティーナ・カリーナ』さんも出演していた)その日初めて聴いたカヨコさんの唄。それは力強く、しかし繊細で、心の琴線に触れるものがあった。というわけで、それからは彼女のライブにも顔を出すようになった。そういう風には見えないけれど、ガンダム大好きな彼女、他のミュージシャンとも親交が深く、様々なミュージシャンをブログや、主催イベントである『唄魂』で紹介していた。『アキドリ』『大野賢治』を筆頭に、非常に粒ぞろいだった。「彼女と共演するミュージシャンはチェックしとくかなぁ」そう思い始めた矢先・・・
![]() |
カヨコ(出展:カヨコ Official web site) |
【第七章】切札
今度は、心斎橋近辺で開催されたブッキングライブを訪れた私。出演者は、前出のガンダム姉さんこと『カヨコ』、石原志織さんの酒飲み友達である『初田悦子』さん、滋賀から通勤しているという『佐合井マリ子』さんの三人だった。この少々変換し難い『佐合井』姓をもつマリ子さん、非常に歌がうまく、しかも同じ滋賀県出身ということもあって、Twitter をフォローさせて頂いたのだ。これがキッカケとなり、まさかあんなことになるとは・・・
![]() |
佐合井マリ子(出展:佐合井マリ子 Official web site) |
【第八章】攻防
『佐合井マリ子』さんが、ある日突然発したつぶやき。それが『びわこぐま発見(だったと思う)』。びわこぐまって何ですかね?ネットで検索していると出てきたのが、青い心臓みたいなヌイグルミだった・・・
「これ、絶対に作者は媚び売る気ゼロだな(苦笑)」
公式サイトを確認すると、びわこぐまは Twitter もやっているとか・・・どうやってその指でキーボード打つねん、そんなツッコミを入れつつ、話のネタにフォローしてみた。からんでみると、意外なことにきちんと返信をくれた。活動を見ているとなかなか面白そう。びわこぐま曰く、自主活動が大切ということだったので、勝手にびわこぐまグッズを発表したりするなど、 Twitter 上でダラダラと一年半ほどからみ続けた。そしてある日のこと・・・
![]() |
びわこぐま(出展:びわこぐま公式サイト) |
【最終章】遭遇
2012年5月、遂にびわこぐまから「滋賀でゴニョゴニョ(自主規制)せぇへんかぁ!?」というアプローチが!丁度予定も無かったので、私は滋賀に向かった。目指すは比叡山ヒルクライムレース!そしてついに・・・びわこぐまご本尊に遭遇!第一印象は「思ってたよりゴツくてデカイっ!そしてメカニカル!」だった。しかし Maker にとっては、その構造が堪らないのだ・・・・・・こうしてまんまと罠に掛かった上野米穀店、どっぷりと『びわこぐまの暗黒面』に取り込まれたのでした。
S氏がモーターサイクルショーに誘わなければ・・・
U-full があの場所でライブをやっていなければ・・・
『お』と『を』の取り違いに気付かなければ・・・
びわこぐまとの出会いは、非常に微妙なバランスの元で達成されたのだ。しかし、まさかあのS氏の誘いがきっかけだったとは、今回ブログを書くまで気が付かなかった。彼にしてみれば、生涯悔やんでも悔やみきれない、最大のミステイクといえるだろう(笑)
この先、S氏とご本尊のビワイチ対決、これが実現できれば、この物語のクライマックスを迎える、と言って過言ではない・・・と思う。ということで、勝手にS氏を巻き込んでおいて、今日のブログは書き逃げしたいと思う。
では!
0 件のコメント:
コメントを投稿